IKEAにいってみて感じたこと。購入品無し

妹から預かっていたというか、俺の部屋に置きっぱなしになっていたシェルフを送って欲しいという連絡があり、先日模様替えしたばかりの俺の部屋から、その中心におかれている家具が無くなった。

せっかくリビングPC推進計画が起動に乗り始めたのに。。。まあ、しょうがないので、新しくPCの置き場所となるものを探しにIKEAにいってみた。結構思いつきでいってみたので、部屋の大きさとかあまり把握せずにいったのだけど、それが失敗。部屋のサイズをしっかり測って簡単な図面くらいを持っていくべきでした。ということで結局何も買わずに終了。

IKEAのショールームを見ていて思ったこと。

IKEAの商品も部材を選んで組み立ててというようなモジュール商品になっていた。なんというかアイリスオーヤマのメタルラックとか無印良品のユニットシェルフとかもそうだけど、全部組み立てものになっていて、何もかもできるぶん、設計作業が買う側に任せられていて、好きな人はいいんだけど、そういうのが嫌いな人はこういうところでの買い物は大変そうだなと思う。

そのうち、こういうモジュール製品を組み合わせた、家具デザイナーも現れてくるんだろうなとおもう。
今、家具デザイナーで検索しても有名な人がなんかの木材を綺麗な流線型に整形したような座りにくいのか、座りやすいのかわからないようなものしか出てこない。

でも、これから各社のモジュールを自在に組み合わせた擬似モジュール家具がでてくるし、そういうのを設計する家具デザイナーが現れるんだとおもう。そのときのコアテクノロジーは接続部だろう。

たぶんd:id:tinsep19:20070710で挙げたのと同じことで組み合わせ商品が氾濫すると、接続部が重要になるということ。

互換性のない部品にはアダプターを適用することにより互換性を保つ。この互換性を効率的にコスト/価格に反映させる為に、調達先を増やし部品毎での価格競争を促進し、スケールメリットを追求する。

ITの世界ではそこは標準化という名で行われるのだけど、標準化なんてされそうも無い分野だと、そこが強みになるということなんだろうな。違うものをつなぐことでネットワークを大きくして自身がハブになる戦略なのだから、まあ当たり前の結論といえる。

ただこういう組み合わせの設計業務というのは、個人が行えそうな気がするし、地域密着の家具デザイナーとかいうような呼ばれ方で活動できそうな気がするけど、引用した部分で「スケールメリットを追求する」という部分が引っかかる。

実際は(中国のように政策が働かないと)それはできないんじゃないかというような考えに書きながら行き着いてきた。


あとIKEAのショールームでは壁にネジを埋め込んでいるのがたくさんあるし、天井は鉄格子のようになっていた。中身がモジュールものになって、中身側から多様性とか柔軟性を求めていて、結局フレーム側にも求められる機能が変わってきている。家庭もオフィスも求められる枠の機能として接続の柔軟性、規格化が求められてきてレイアウトの自由度という名の下、工場型(フラットな床と直角の角と決められた規格の尺)を暗に求めているなぁ思った。


とりとめも無い形だけど、多分続く。