読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

クラウドについて

マイクロソフトも次はクラウドだそうで、世の中の人がどうクラウドについて考えているのかはわからないけど、とりあえず自分でおもっていることを書いてみようとおもった。

クラウドが押しせまってくるとサービスは一人一つ以上分け与えられるようになるだろう。いまは複数アカウントを分け与えるって感じだけど、それがもっと行き過ぎた形になる。いや、正確にはそういう風に考えている人が一部にいる筈、という思い込みが僕にはあって、それを僕が魅力的に感じているだけだけど。

AppJetGoogle App Engineにはアプリケーションをコピーするというのがある。これはコードベースから自分のところにもってきてカスタマイズできるようになっているのだが、この機能をベースに自分のアカウントではなく、自分のアプリケーションをつくるというのが今後の進みそうな道に見える。

よくクラウドの話題で大規模、中規模サービスをホスティングするのはどうよという人がいるが、クラウドの深みはそこではないだろう。少なくともGoogle App EngineAppJetはそれを狙ってないとおもう。あいつらは個人を狙っている。そして友人や同僚にちょっとしたアプリケーションを作ってあげたことで大変感謝されたことがあるサンデープログラマーたちを狙っている。

なにか「システム化できそうな事に困っている人」にウェブベースでアプリケーションを提供する。そこまではやってもいいけど、運用をするのは嫌だ。でもバグとか使い勝手の上での修正をやるのは嫌じゃない。そういう人がもしかしたらたくさんいるんじゃないかという前提だとおもう。


個人一人一人にウェブのホスティング環境を提供する事、またデータとアルゴリズムの分離というそもそものソフトウェアの性質に従って、アルゴリズムだけをコピーし、改変し、派生を繰り返すことができるようになること、またその細かな違いを認識されながら成長していく様相を実現し、楽しむ事。きっとこういうのがクラウドの行く末だ。

なんとなくストールマンが言ってることそのものだとおもった。

「複製時代の芸術」がソフトウェアでどのような類いのものかと問われれば、きっと多様性を鳥瞰することで見える樹形図の形を楽しむということで、それがクラウド上で楽しめるのだとおもう。

ちなみに社内クラウドとかエンタープライズクラウドとかいう言葉がもし流行ったりしたら、それは個人に対してシステムをつくるスタイルだと思いたい。現在は社内システムは全社とか部署とか複数人で使うものだ。でもホスティング環境を整備できるのなら、ソフトウェアの対象はきっと個人を向くだろう。あの人のためのシステムだ。

間違っても社内に40,50台のPCを置いてクラウドとか言わないだろうと願っている。

追記
ちょうどInfoQでクラウドコンピューティングについての記事が出ていた。

ここで紹介されているのよりはGoogle App EngineAppJetみたいのを個人的には魅力的に思っているが、クラウドというとAmazon EC2のようなもののほうが世の中一般の認識としては正しいのだろう。
ではアプリケーションホスティング環境はなんというのだろう。