祖父の思い出

本日は祖父のお葬式。幼稚園のときの曾祖母以来の葬式なので、まあ初めて身内がなくなった感じです。

最後にあったのは昨年の夏でした。痴呆もなく元気でしたが、数年前の足の骨折もあり、大きな体がおもりのように見えました(祖父は大正10年生まれですが、身長が180ありました)。やはり歩くのは億劫そうにしていたようです。息を引き取る前日も自分で食事をしていたそうですが、当日急に呼吸が弱くなったそうです。

僕が覚えているのは還暦後くらいからなので、それまでのおじいちゃんはあまり知らなかったけど、葬儀であう見知らぬ親戚や久しぶりにあう伯父さんの話をきいて、だんだんおじいちゃんが自分のなかに入っていく気がします。そして従兄弟と近況や最後にあったおじいちゃんの様子を交換したりしました。

晩年のおじいちゃんは好きな俳句と絵をかきながら過ごしていました。文字を書くにも一度辞書で書き順と意味を引いて吟味している姿が印象的だった。今度はあの世から住み慣れた瀬戸内海に、詠みたくなるような、きれいな風景を描いてほしい。


ひさしぶりにあったおばあちゃんは、僕の事をおぼえてなくてショックだった。説明したら思い出したけど、今日まだ覚えてるかはわからない。忘れたままでは逝かさないよ。次の休みは会いにいくからね。