Facebookの実名強化について

あなたは大丈夫?『Facebookが実名ではないアカウントを突然停止する』というニュースに芸名で登録の広瀬香美さんも不安がる - Togetter

Facebookの実名強化について日本の文化に合わないという意見が多いですが、ソーシャル時代のインフラを目指すFBとして実名登録を強化するのは当然の施策です。

以前こんなことを書きました。

法人格をソーシャルグラフの中でコミュニケーションメディアとして活用するという企業側からのアクションに対して、Facebookのビジネスファンページのようにソーシャルグラフの中でノードとして組み込むというのが、最近までの位置づけ(サービス側からの回答)でした

最近のSocial系のニュースの雑感 - 高温処理済みコースケ

個人で活動されるアーティストは、アーティストとしての人と個人とが曖昧ですが、ユニット等はわかりやすいとおもいます。

ビジネスファンページや先日スタートしたグループ機能はコミュニケーションの区別の細分化を促すもので、特にビジネスファンページは承認による友人関係が主であったSNSに、興味や好意を一方的に表明する関係として生まれました。またグループは個人が属するコミュニティごとの人格を無理なく実現するために生まれたといえます。

これらの機能は人間の対外的な役割(ペルソナ)を表現するために生まれた人間関係の本質をついた機能であり、日本の文化にあうあわないの前の機能です。

日本の文化にあう、あわないのレベルで今後必要とされるのはグループ毎にニックネームをつける機能です。
あるコミュニティではスケさんとよばれ、別のコミュニティではtinsep19さんと呼ばれることもある。そういうペルソナ毎の抽象的な固定名が必要なだけとそのうち気づくでしょう。

また匿名が必要なのは匿名文化であって、日本の文化ではないでしょう。そこにFBが関心を示すことはおそらくないし、そのような人はターゲッティングされてないのでFBに対して影響力がないでしょう。