The Next Webは契約やコミットメントを扱うとおもう

最近考えていることでまだ上手く伝えられないのだけれど、The Next Webはコミットメントや契約を扱うのではないかとおもう。

Amazon出店について調べた際に、出店費用を支払うためのクレジットカードの登録とAmazonからの入金のための銀行口座の登録の2つが必要であることをしった。

これはAmazonの個別の契約をシステムにしたものなのだけれども、システム的なインターフェースさえあれば、これらのシステムはおよそ汎用化できるだろう。

契約というは結局のところ、何かを行うことをコミットメントする、その進捗に対して報告義務が発生する、監視を行う、義務を怠った際、進捗が芳しくない場合には契約にしたがってペナルティが課せられる。成功したら報酬が支払われる。に対して実効性を担保するということだとおもう。

ペナルティはAPIを呼び出す際のcurry化された機能として契約書に盛り込めるし、報告もRSSのような監視や進捗報告用のエンドポイント提供で可能になる。


KickStarterやCampfire、studygiftなどのクラウドファンディングはその汎用化された契約の一形態と言える。


SNSが担うのはこれら契約システムを円滑に動かすための担保だとおもう。
コミットメントの実行主体の実現可能性や保証人/投資家的な意味での金銭的実行力の保証。そして評判に対する母体の大きさの担保。

ついでにだけど、ソーシャルが最終的に狙うべきものの一つにまずは認証システム(戸籍システムと最終的につながる)があり、それを実現できそうなものは今のところFacebook以外にない。ということがLINEに興味をもてない理由なのだとおもう。評判の母体という意味でも濃いつながりのLINEでは小さすぎるとおもう。

ちょっと話はずれるけれどもFacebookの一番怖いシナリオはどこかの小国が戸籍システムをFacebookアプリとして構築。出来がよくオープンソースで構築されているため、発展途上国各国で導入みたいなのが一番怖い。

そのためにFacebookには普及率100%の国をとにかく1国つくる。その国にFacebookアプリとして動作する戸籍システムを提供する。ということをどうにかやればいいのにとおもっている。

逆に国側で国民番号を発行。APIで本人性確認みたいなことができるならFacebookの役割は別のところに移動せざるを得なくなる。
これは国毎に対応がちがうだろうから、大変だろうけど、これをすべての国で対応をやりきることができれば、やはり確固たるインフラになるとおもう。