中規模地方都市の行方?

三原市の変化について考えてみようかなと。

私のいなかの広島県三原市では順調に人口が減少しているし、平均年齢が上がっている。。まあ、これは避けられないでしょうな。

で、話を聞くとそうはいってもマンションとかが駅の周りにたくさんできてきているらしい。
ターゲットは高年齢者だ。要介護認定なるものがあるらしいのだがそれで軽度の介護認定が認められた人用のマンションとかもある。
それに付随するように病院も駅の近くに移動してきているらしい。

普通は中心部(駅)に商業地区があつまり、その周りに居住地区がある状況になると思うんだが、結局駅の近くに居住区が集まり、郊外に商業施設や教育施設が増えているそうだ。
ちなみに学生は学校に近い場所に住むのでどちらかというと郊外に住むらしい。

で気になったのが、この状況って年齢的に空洞化してきた人口比率もあいまって急速に進むんじゃないだろうかと思ったこと。

町には定年退職者とその予備軍(50代)でお金はそれなりにある。東京じゃないのでそんなに凄いローンを組んでいるわけじゃない。子供もそろそろ独立する頃。二人で過ごすマンションで生活に不便がない場所に住む方が、子供もいなくなって空いた部屋がある持ち家よりも住みやすい可能性はある。

教育施設が郊外にできたのは、たまたまそうなったのだと思うが、地域活性化のために大学を誘致することは珍しいことじゃないので、こういう風な道のりを辿る町って結構あるんじゃないだろうか?とおもった

企業誘致、大学誘致した町でも出て行った人が戻ってくるより、全然違う人が来ることのほうが多いだろう。とすると誘致で集まった人はその近くに住みたいので居住区の外よりに住んで、今までいた人達(高齢者)は中心部に集まってくる。
交通手段は都市部じゃないので車が中心だ。中心から外に向かっていく。
住むためのニーズがそもそも違うので地価の高騰も起こりにくい。

その集まった人の為の生活に必要なものはその中に統合され、それ以外は郊外に押し出されていく(もともと郊外型ショッピングモールとかあるし)

中心(駅)>高齢者住宅、病院>娯楽施設、労働者住宅>商業施設>教育施設、工場

こういう形がもしかしたら中規模地方都市の行方なのかもしれない。