とりあえず、読み終えた。

Winnyの技術を読み終わった。読み難さはないが完全に技術系の本だ。

ただ、開発手法やテストなどでは各フェーズにおけるプライオリティのつけかたやユーザーコミュニティへの責任などマーケティングにもつながる部分があるので、企画、マーケティングの人も参考になるだろう。ただ、視点はあくまで開発者からの視点だ。

内容に目を向けるとクラスタの方法やリンク数の決めかた。上流、下流の考え方など、普通にWinnyをつかっていたら、ふーんと流しそうなこともなぜそういう概念が生まれてきたか解説してくれる。また、結構多くの部分で、実際に動かしてもらって最適な値を設定したと書いてあるのが印象的。

はっと思ったのは、P2Pファイル共有の世代的特徴のところ。
はっきりと第3世代をキャッシュの有無としている。
(P2Pではなく、P2Pファイル共有なのに注意)
なんか、腑に落ちないような。納得できるような。という感じ。もう少し考えてみる必要あり。