mixiの失敗
mixiのオワコンがさけばれているのでちょっと書いておきたい。
mixiのオワコン化はSNSの運命。戦略ミスとか関係ねぇ
mixiはSNSとしてはもう苦しくて、おそらく再起は無理だとおもうけど、上記に書かれてあるようなある期間で衰退、交代していくというものではなく、おそらく戦略ミスによるものだとおもう。
俺はザッカーバーグ。「クール」なんてものを求めているわけがない | TechCrunch Japan
FacebookがCOOLなサービスじゃないっていうのはいろんな施策によってインフラとして随分浸透したからで、mixiが同様のことをしていたかというとしてないとおもう。
- ノードを増やす
- ユーザー増加
- ファンページによるブランドの追加
- ノード品質の維持
- カバーページやタイムライン
- スマホ対応
- Share,likeなどの外部サイトからの投稿
- エッジの強化
- Skype連携などによるグラフのリアル化(ソーシャルグラフで通話とかを可能にする)
- ユーザーの投稿
- ファンページなどによるハブの提供
- 外部サービスによる投稿
- ユーザーの検索
- エッジの維持
- 家族、友達などの仕分けによるエッジ品質の定量化
- 誕生日通知
- ニュースフィード
こういった施策によって強固なソーシャルグラフができて、いまやインフラとしてのポジションを確立させようとしている。
私のなかではmixiの施策でこれまで一番評価できるのがmixi年賀状であって、それをインフラとして浸透させようとしなかったことが、一番の失敗である。ある程度のシェアをとってしまえば、それはインフラになり、mixiアカウントでソーシャルグラフの中にはがきや小包を送ることができる可能性があった。
マイミク認証だってエッジの品質を外部である第3者が評価するための良い仕組みだった。たとえばだが、誕生日プレゼントをネットショップで購入して、届ける際に住所がわからない。という場合でもマイミク認証を使用していれば、友人であるかがわかり、その贈り物を受け取ってくれそうか、住所を入力してくれそうか?の判断の一助になる。
事業に必要な要素としてのソーシャルグラフの強化に失敗したのであってそれは戦略ミスだとおもう。
SNSが8年くらいで失敗するなんて言うのはおそらく見当違いだろう。