右も左もよくわからんのですが

ネオ共産主義論 (光文社新書)

まだ全部よんだわけじゃないし、どことなく手にとったんだけど、なんかどっかでみたような記述だなぁとおもう記述があった。

社会主義化においては、生産力が未発達であるために、欲求に応じた分配を行うには限界がある。だから人々は生産物をその労働に応じて獲得するという宿命からまだ脱却していない。
一方共産主義下においては、生産力が高度に発達しているので、ものが有り余るほどあり、それらを必要に応じてもっていけばよい。

数年前の有料コンテンツへの批判なんかでよく見た流れだし。

ところで社会を構成する一人一人が個人単位に分解されたとき、そこに何の規制も働かなければ、個人個人が行う、たとえば取引行為などといったものはきわめて無政府的に行われることになります。
...(中略)
社会主義という言葉ができるには、個々人が旧来の村社会から解放されること、すなわち市民社会の成立が前提となります。個人が農村から解放され、都市へと流れていく上で何が必要になるか、それは資本主義的な経済の力です。つまり、社会主義は資本主義が登場しなければあらわれない概念であり言葉なのです。

前半はニュースサイトへの無断リンク、後半部はSEOやその後のpermlinkの成立、RSSアグリゲーターとかを思い起こさせる。

「コインの表、裏」みたいな感じで資本主義と共産主義があるなら、ネットとリアルで住み分けるのかなぁとおもってみたり、ネットではいますごいスピードで歴史をやり直しているのかなぁとおもったりした。

それだけ。