電車展にいってきた

半分仕事、半分趣味で慶応安村妍(インタラクションデザインラボ)の電車展を見に行ってきた。

気にかかったのは3つ。気になるモノが3つもあるなんて、研究室の成果発表会という面でみると素晴らしいとおもうのだが、どうもそんな喜べる状況ではないなというのが、個人的な感想である。

一番気に入ったのは

質問タッチ(後藤孝行)
一度入力した情報を記録、タッチするだけで必要な情報を入手。

はっきりいって期待していなかったのだが、これは説明文がわるい。実際に見てみないとわからないとはこのことだ。と思った。

この作品の重要なところはこんな文章には含まれていない。後日写真を載せるが、これの良いところはかぶせモノをつけることによって、タッチパネルにガイドをつけることだ。
、裏
タッチパネルを実際に使ってもらおうとすると、どうしてもぶつかるのが「さわれること」に気づいてもらえないこと。それをかなり簡単な方法で解決してある。

他に気になったのは、以下の2つ

  • チャクロック(福井進吾)

一目で目的の駅への到着時間がわかる便利な時計。

  • デモコン(渡邊恵太)

携帯による投票で車内環境の調節を民主的に行えるサービス

チャクロックは見てすぐわかる。時計の文字盤に駅名が書いてあり、そこに時計の針がきたときにその駅に到着する。

デモコンは今暑いか、寒いかを投票して温度をあげたりさげたりするもの。Social Switchというのを構想中らしく、それの走りとなるものとのこと。

個人的な直感としては、うまく機能しないとおもった。理由は投票することで自分に直接的なメリットが起きるかどうかが決まってないのと、変化が起こったときの影響がそれほど大きくないこと。また多数決なのでスピードがかなり遅いと予想されること。

それを質問すると、例えば走りこんできた人は暑いはずなので数分は投票できなくさせるなどの措置が必要かもしれないとした上で、スピードが遅くなるのはしょうがない。山の手線などの都市部の普通列車ではなく新幹線などで考えているとのことだった。

しっかり考えているなぁと感心したが、新幹線だと余計イメージわかないなぁと実はおもった。

さて、逆に喜べないのは、とりあえずどこでもいいから画面だしちゃうか。。。みたいな雰囲気を感じること。今回だけではなく、うちの会社でもそうだし、他の企業でもそう。とりあえず情報だすっていえばいいか。。。みたいな雰囲気があること。

もっというとディスプレイを開発しているのか?という錯覚さえ起こす。いくつかについては、それがインタラクションデザインか?と問うてみたかった。

talk sessionもあり、結構いいこと言ってたのだが、それは次回。