きっとタグ付けしたあとにはディレクトリにしたくなる
まず最初にどの加工方法が採られるかという順番では、タグなんだろうけど、手法としての優劣ではなくて、ドキュメント毎の構造化するためのメタデータを効率よく得るためにはどうすればいいかという問題だとおもう。
なんかブログとかではあんまりファセット分類ってきかないんだけど、一番最初にしったそういう手法(いわゆるタグ付け)の名前がファセット分類という名前だったので、そこから引用
ファセット分類とWebとはとてもうまくやっていける。Barbara Kwasnick (1999, 39)曰く、「ファセットという概念は世界の見方はひとつではないという信念にもとづくものである。安定しているかのように見えていても、実は仮のものであり、変化していく。そこでは、柔軟性があり、しかも新しい現象に適応することができる分類とはどういうものであるかが問われているのである」。そうして分類がなされたあとには、それを使いやすくしていくことが問われるのだ。
にあるようにタグ付けとは視点であり、タグ付けされたあとには、さらに使いやすくするために構造化する必要場合がある。
- タグ(第1加工)
- ディレクトリ(第2加工)
最初の加工がファセット分類(タグ)で、そのなかをディレクトリとかで構造化されるのが、とりあえずの流れなのは否定できないけど、各ドキュメント毎に十分な量のメタデータが最初から付与されていれば、いきなりディレクトリみたいな構造化からスタートしたっていい。
たぶん、キーワードごとの関連からクラスタ分析等によって、あるタグからの視点を自動的にディレクトリ構造にというのが次の進歩だとおもうし、そのころにはディレクトリやっぱりいいよね。というようになっているんだとおもう。