ちょっとだけ予測

ITmediapodcastをはじめた。

海外ではBBCpodcastを本格的にはじめたし、podcastのポータルもはじまったし、いろいろ調べてみるとRSSをmp3に変えてくれるものもあるらしい。

2,3年前にVoiceXMLが盛り上がった時期があったけど、そのときにしっかり音声合成エンジンとかを研究、開発していた企業はblogからpodcastingの自動生成という機能でこれからちょっと盛り上がっていくのかもしれません。

先週からの影響でphotocastingとかpodcastingとか、RSSまわりへの興味がちょっと強くなっているんだけど、先日「はっ」とNTTの研究所に伺ったときのことを思い出し、RSSアグリゲーターの次のサービスが見えた気がしたので思ったことを書いてみる。

研究所に伺ったのは2年半位前、いろんなデモを見せてもらってとても刺激的だったのだが、その中で動画のダイジェストを作るというのを研究している人がいらっしゃった。そこでちょっとその方が気になる言葉を言っていたのが、すごく記憶に残っている。

ダイジェストをつくることで動画の圧縮機能を提供できる

と言っていたことだ。

もちろん、ここでいっているのは重要なところだけをピックアップすることでサイズを小さくするの意味なんだろうけど、そのときに「活字を読むのは訓練で早くなるけど、動画や音声は人間が訓練しても早くみることができない」という当たり前のことに気づいてかなり感動した覚えがある(今思うとなんか頭の中で変なつながり方をしてる?)。

で、なるほどこれは「見る人の時間の圧縮」をしているんだとおもった。

元来RSSリーダーは配信されているコンテンツをいかに効率的に消費していくかにあるわけだから、次の機能も当然、人間がつかう時間をいかに短縮するというのがベースになるんじゃないだろうか?と考えるとポッドキャスト、ビデオキャストのクライアント、特にRSSリーダーからpodcast対応になってきたようなものを開発している企業は配信しているファイルを倍速に変換する(これはプレーヤー側で倍速にする方法もあるけど)とか、ビデオキャストをダイジェスト版に変換する技術がくるのかなと思った。
そういえば要約ってのがあるけど、これも圧縮効果ですね。