読み物たくさん。
BECKとかもそうなんだけど、こういう音楽モノの物語というのは、その文中で奏でられる音楽が自分の脳内で凄い音楽になってしまって、その凄さを想像できない。
クラシックってあんまり聞いたりしないので、解釈とかそういうのがどう表現されるのかとかわからないけど、わかってれば伝わるものもあるのかな。と、そういう教養?あればいいなと、たまにおもう。
まあ、わかってなくてもおもしろいので、問題ないし、Last.fmなんかでのだめchとかもあるので、それをきいてなんとなくの気持ちになる。
数日前にめざましTVで紹介されてた作家さんの奴。直木賞作家さんらしいです。本屋いったら平積みされていて、覚えていたので、買ってみた。小説じゃなくて、漫画版ですね。
比較的明るく健全な作品(『GOSICK』、『荒野の恋』など)と、児童虐待や近親相姦などの重いテーマを取り上げた作品(『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』、『私の男』など)に作風が二分されている。
桜庭一樹 - Wikipedia
重い方でした。明るく健全なほう読めば良かった。
場面、場面で主人公の回想シーンとしての視点が入ってきて、現在進行形じゃなくて、決まった終わりに向かっていっている感じがします。
それが予定調和的な終わりかたなので、ある意味安心感があるのですが、最近はこういう話が嫌いになってきてます。
こういう話というのがどういう話かというと、愛の表現方法は人それぞれみたいなものです。
小さな物語がたくさん存在するなかで、そこでは読者に描かれている儀礼的な表現を愛として受け入れろというような、テンプレート化された愛の形の受容を強制されている気がします。
殴る愛情、殺す愛情とかそういうの。
いや、主題はもっと別のところにあるんだろうけど、それだけでもう充分お腹いっぱいで、他のモノいらないやって感じ。
死んだ人たちが、別人になって3日だけ現世にもどり、生前やりのこしたことをやる時間を与えられる。って話。
観た。以上。