サーバーサイドで利用されるマイクロフォーマット(もどき)

f8でOpen Graph Protocolとlikeボタンが発表された。他にもGraph APIやらLikeボタンの元になるPlugin やらあるんだけど、一番気になったのがこれ。

以前ブックマークサービスはサーバーサイドのマイクロフォーマット認識ツールとしての可能性があると書いたことがある。
そのときはuserscriptをサーバーサイドで肩代わりするとかだけど、ブックマークのフォームにページのオーナーが、ユーザーが望ましいと思うフォームを出すためのAPIというのができないだろうかと考えていた。

例えばテレビ番組のページをブックマークすると自宅のHDDレコーダが録画予約をするためのフォームを出すとか、そういうの。

しかし、その後、はてなブックマークではWebhookがAPIとして整備され、アテンションをリソースにする装置はイベント配信が可能になり、上記のような機能はWebhookの機能を通じて実現されるのだろうとおもっていた。
twitterも似た感じでユーザのアクションはわかるから、それを外部で認識しろだ。

でもサーバーサイドでウェブページのマークアップを認識しようという奴があらわれた。
Open Graph Protocolはそういう仕組みで自分とlikeしたページの中にある情報とを関連付け、ソーシャルグラフに組み込む。fbの戦略はすでに世界一のSNSというブランドをもつメディアだからできる戦術だけど、今後がたのしみ。

fbにはスケジュールもあるし、今はまだ対応してないけど、そのうちhEventのページにlike!を実行すればスケジュール反映する機能もきっと実現するんじゃないかな。そのときに必要になるであろう機能が先のページのオーナーが、ユーザーが望ましいと思うフォームを出すためのAPIと思った。


そしてページのオーナーが望む形でUIをだす技術もちゃんと発展していたYAHOO SearchMonkey pluginだ。すでにニュースとしては隠れ気味のYAHOOだけど、YAHOO SearchMonkey pluginが実現しようとしていることは結構重要な技術だとおもう。

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上記のような例ならlikeボタンを押したときにユーザーの望むフォームをだすというのを実現しないといけないが、そうするためには、自分のプラットフォームのなかでサードパーティのプログラムを動かすことになる。
この仕組みを実現するために必要な技術がYAHOO Search Monkeyにはいっているとおもう。