アタック25での角
ひさしぶりにアタック25をまともにみた。
緑の席の人が13番から17、19へと角をとりに一心不乱のパネルのとりかたをおこなっていたから、司会からパネルのとりかたについてちょこちょこ言われていたのが気になったから。
で一つ、終盤に1、9、19が残っている状態で白が19番をとった(他にパネルの無い状態)。ここで1番じゃないのという指摘。
確かにパネルの枚数を確保と言う点では1番だけど残り2問のうち1問取れればを考えると、19番の選択はどうなのだろう。1番は青以外では自身の白は変わらない、9番も同様。また1、9共に、次回白が解答できればパネルをひっくりかえすことができる。
19番の方が期待値高いんじゃないかな。とおもった。
期待値計算はあとに回すとして、アタック25はオセロのような側面があるので、角の重要性は高いけど、最後の問題に関しては、真ん中の9枚の方が重要な気がします。
これに対する戦略論とか分析があるのかなとおもったら、やはりいた。それほど詳細なものではないが、それでもやってること自体凄い。
世界ってスゴい。そしてウェブってスゴい。かなりひさしぶりにそうおもってしまった。
ここではパーフェクト(25枚を1色にすること)を考えておられるようですが、まずは全体の傾向から
ご存知のようにアタックの序盤戦は「素人取り」が無い限り、
セオリーでは必ず「グランドクロス」と呼ばれる、
十字型に近づいていきます。
たしかに、最初の13番のあとはほぼ必ず、8番かもしれません。
記憶を辿っても斜めに7、9は無いような気がします。
たしかに、確実に枚数を稼ぐことができる陣形なのですが、
ほぼ100%正解しない限り、
「穴ぼこ」ができてしまうのです。
なるほど、ということでグランドクロス型に対して
それではどういうパネルアクションをすればパーフェクトを狙えるのか?
それはいうまでもなく「序盤に角を中心にした拠点を作る」ことでしょう。
「2問に1問くらい正解していれば、パーフェクトがねらえる」
「他人に“デッドスペース(アタックチャンス以外で消せないパネル)”を作らせない」
ことが、一気にやりやすくなります。
パーフェクトとまでは行かないまでも、一気に試合を有利に進めることができるわけです。
ということで、斜め取り戦略論につづくようです。
振り返って見ると、今日の戦いはこのグランドクロス型と斜め取り戦略の真向勝負のようでした。結果は斜め取りの勝利になりましたが、解答率でいくと斜め取りの方が50%でしたので、ちょうどこのモデルにあった戦いが展開されたのでしょう。
アタック25に対する認識が変わりそうです。