評価基準さえあれば数値にはなるよ。でも抜け落ちるものがあるだけ。

結局数で判断するのか、と思うわけです。

むしろ数以外の何で判断するのかと問いたいわけです。

クリップしたユーザー数自体がその記事の「質」を正確に反映するわけではない。

正確に反映するわけがない。だって定量化されるのはある一面だけだもの。でも文章の質ってたとえば文法がおかしくないかとか、誤字脱字ないかとかだってあるでしょ。誤字、脱字の数が少なければ少ない程、質が高いというのは多くの場合、正しいとおもいますよ。で、これは数で判断してますね。

でも、おそらく、こういうところは同意できるんだと思います。

はてブには自分が気に入った記事や好きな記事だけをクリップしなければならないというような制約はないわけですから、クリップしたユーザー数自体がその記事の「質」を正確に反映するわけではない、ということは、たぶん、ある程度はてブを使いこなしている人なら分かることだと思います。

でも「ブックマークする位のアテンションがどこかにある記事」というのはかなり正確に反映してると思いますよ。もしかしたらタイトルしか見てないかもしれないけど。。。

レーダーチャートが見た目にわかりやすい例ですが、例えばCPUならクロック数とか消費電力とかサイズとかがあるわけですよね。それを総合的に判断するわけです。(まあ総合的っていうのも結局定量化するんですけどね。レーダーチャートなら面積とか)だから記事の質をあらわすものにも当然いろんな指標がある筈でそれらを組み合わせてつくるわけです。

で記事の質をあらわす指標の一つにたぶん被ブックマーク数という指標はたぶんあってもいいとおもう。

tomoさんが言ってるのも、そういうことで(実際、引用部にさえ、指標の一つと書いてある)被ブックマーク数がそのまま質を表すなんて言ってない。

結局、評価する分母が不特定多数で特定の評価基準が存在しない場合に、「質」を客観的に数値化する指標なんてこの世に存在しないんじゃないかなあと思います。

文章の揚げ足をとると、評価基準が存在しないのに数値化することは不可能ですよね。不特定多数だろうが少数だろうが関係ないです。客観も主観も関係ないです。でも特定の評価基準さえあれば、客観的な数値化された指標は可能だとおもいます。

ただし指標は発明するものです。被ブックマーク数というのは、SBM考えたひとが発明した数です。それを質の一つの指標にしようと声高にいったのがtomoさんです。質を量るために沢山の人がいろんな数、指標を発明します。Googleページランクだってそのひとつ。

いまは指標の数が少なかったり、重要度が小さいだけ。でもどんなにたくさん指標をつくって、記事の質というのが本当にたくさんの指標からできたものになっても、それでも抜けおちる部分がある。

それが主観の部分です。

で、最後に引っかかったこと。記事を読む限りAkkyさんは自分にとって重要かどうかをコンピューターが判断してくれるとありがたいと、どうやら思っていそうなのだが、本当にそうおもっているのなら、数で量ることに何故嫌悪感を示したのかということ。数になったからこそコンピューターであつかえるのに。