2007年度I期畑PM採択プロジェクト最終成果報告会にいってきた

http://mitou-hata.com/

いってきた。5件の未踏採択プロジェクトの報告とmixi笠原社長、サイボウズ青野社長の講演つき。

ばくっと感想を書いてみると

フレームを活用したスクレイピングによるマッシュアップ支援ツール

サーバーサイドでのスクレイピングということで興味深いものではあるのだが、UIのつくりこみが不十分。あと認証がある場合サーバーからするのは難しいとのこと。サーバーサイドでの認証コンテンツのアクセスが難しいのは事前でわかるだろとおもう。

テーマとしての興味深さしかなく、技術的にも何が面白くて採択されたのかわからなかった。

オブジェクト管理API及び簡単システム構築UIの開発

サイボウズ デジエのDB部分を切り出してAPIを増やした(REST,EJB,SOAP対応)感じかなと思った。Tuigwaaはあまりよく知らないんだけど、もしかしたらTuigwaaに近いのかもという印象を受けた。

プレゼンチャットというS6と組み合わせたチャットシステムを作ってきていて、プレゼン中に書き込まれた内容に対して突っ込むなどの場面があり、面白かった。

動的仮想世界でのコミュニティ形成を軸とするネットゲームの開発

3Dのゲームということで世界にあるブロックを参加者がどうにかするゲーム。ネット側とも連携する。
重いブロックは2人で運ぶとか、プレイした時間とキャラクターの能力が比例しないコンセプトなので、こことかここをまじめに面白いとおもっている身からすると興味深い。
ウェブと連携するというところでいくと、Web側で一定トラフィック毎にブロックが生成されるとかいう仕組みをつくると、おもしろいんじゃないかと思った。

問い合わせ学習を用いた自動操作ソフトウェア「子猫の手」の開発

たぶん一番感嘆の声が漏れていた。

マウスの動きを記憶して再生するというような自動化ソフトなのだが、その完成度は高い。

新着メールを確認して、メールの内容から何かをして(内容を思い出せない。WikiPedia検索かな?)返すというようなデモがあった。

簡単なサーバープログラムならこれで書けるじゃん。すげぇ。

今後は自動操作ソフトウェアを分散で行わせるなどを考えているらしく、こういうユーティリティツールが今回のように一定レベル以上になるとRapid開発ツールになっている。

宣言的アプローチによるJavaScriptマッシュアップエンジンの開発

最初のスクレイピングのものと一転して、完全クライアントサイドの話。
Yahoo! Pipesを完全にJavaScriptだけで実装という感じ。起動もブックマークレットから。
ブラウザで動いているので認証系のものも問題なし。スクレイピングについてもDapper並で凄かった。