FBのLikeした人への一斉送信機能が有料ではないことに驚いた
http://d.hatena.ne.jp/amachang/20110117/1295233078
を読みました。OGPの可能性、サーバーサイドでのブックマークサービスについての可能性については以前の記事を書いた頃からあまり変わっていません。
http://d.hatena.ne.jp/tinsep19/20100423
http://d.hatena.ne.jp/tinsep19/20090206
埋め込まれたメタデータはブックマークサービスによって、サーバーサイドで加工されることによって、新たな価値を生み出すという構想です。
見込みが違ったのは私は入力フォームの簡便化というところに目がいっていたのに対して、メタデータを共有する上での機能を含む見映えの部分で重要だったということです。見映えが重要の意識はありましたが、ウォール上という意識は希薄でした。ChatterのタイムラインにアプリケーションのUIを流すことは以前に考えていたことがあったのですが、OGPについてはシェアの意味を十分に考えてなかったと思います。
話を元に戻すとLikeしたユーザーにページのオーナーがメッセージを送れる機能をもてば、それは重要なマーケティング情報になると考えていました。
むしろはてなブックマークにページの所有者の確認機能がありましたが、あれがこのような機能につながると思っていました。
ちょうどその機能がamachangのOGPの記事で中で紹介されていました。びっくりしました。こういうユーザーへのアクセス権を含む機能は有料で提供されるとおもっていましたし、アクセス方法も個別メッセージで、ウォールではないと思っていました。
シナリオとしては映画ページを作成、FBのユーザーがLike。
公開する映画館にあわせて、FBに登録してあるの居住地をもとに映画館近くのユーザーにメッセージを届けていくというような機能です。
FBの人はきっと興行側から送られたウォールへのメッセージがLikeした本人に届くこだけでなく、友人から「見に行くの?」「一緒にいこう」みたいなコミュニケーションが起こるのを期待しているのでしょう。ウォールに流すことによってダイレクトではないメッセージ経路が生まれる可能性を僕は考えていませんでした。
ともかくユーザーが気になっていた映画のリマインダとして機能し、興行側からのマーケティングメッセージとしても適切です。実名はともかく、実際の住所を登録するインセンティブも働くので、三方良しの機能だと思っていましたが、どうやらLikeした後日にメッセージを伝えるだけなら無料でやれるようです。
地域性、時間の局所性などがあるイベントであればかなり有効に働きそうなのに。今後、送信先のフィルタ機能などもできるのかもしれないし、既にアプリはあるかもしれないですけど太っ腹だとおもいました。